海外の有名タレントや歌手、モデル、ファッション業界人といった各方面のセレブから愛され、注目されているクロエ。日本国内では革製品が、大ヒットを飛ばしました。中でも2004年の秋冬に発表された「シルベラード・シリーズ」は、たった数週間で6,000個を売り上げ完売状態。そして2005年に発表された「パティントン・シリーズ」も瞬く間に人気が上がり、どこのショップでも品薄になってしまいました。
2006年1月14日、東京の南青山に待望の旗艦店がオープンしました。当日は期間限定のカフェをつくったり、人気のパティントンバッグにスワロフスキー社製のラインストーンをちりばめた、限定100個のバッグを予約受付したりと、開店を祝うセレモニーが行われました。
日本をターゲットにする海外ブランドが多い中、クロエもまた、日本市場の基盤になるこの地を印象づけることに成功したといえます。
クロエの創業は1952年。エジプト生まれのパリジェンヌ、ギャビー・アギヨンとジャック・レノアという二人の女性が立ち上げました。名前はバレエ音楽「ダフニスとクロエ」から命名、恋物語を踊る優美なクロエがそのままブランドのイメージに結びつけました。彼女達がうち立てた高級プレタポルテはロマンティック&シック、50年代のファッションの中で輝きを放つ存在になり、1966年にはカール・ラガーフェルドがチーフ・デザイナーに就任。シルエットが美しい花柄プリントのドレスは、さらにクロエ人気を押し上げていくことになります。当時の顧客にはジャッキー・ケネディ、ブリジット・バルドー、マリア・カラス、グレース・ケリーなど署名人ばかり。そして1997年にはステラ・マッカートニーがチーフ・デザイナーに就任し、新しいクロエを印象づけました。そして2001年にはステラ・マッカートニーのパートナーでもあったフィービー・フィロがチーフ・デザイナーに就任。まるでモデルかのような若くて美しい彼女は、そのフレッシュでセクシーなデザインと同じくらいに、彼女の行動に注目が集まり自身が広告塔になりました。