“エレガンスの追求”がジバンシイの永遠のテーマ。品性と知性を兼ねそなえた内面から出る美しさを外見に反映させ、より美しさを極めていく…。そのためにジバンシイが見出したのが“4つの価値”です。80%の「エレガンス」に、残り20%で「大胆さ」「強さ」そして「官能」を表現。この4つが高次元で融合されることで“本当の美しさ”が生まれるのだと。ジバンシイのシンボルマークである“4つのG”もこの方程式を語っているかのように、その存在感を感じさせるデザインになっています。
ジバンシイの創業は1951年です。ユベール・ド・ジバンシイが、若干24歳でパリコレクションにデビューしたことから始まり、資金面に苦しみながらも発表した「ベッティーナ・ブラウス」は話題を呼びました。
エレガンス極まる、まるで花びらのようなラッフル袖は当時とても斬新で、彼は「モードの神童」とまで絶賛されたのです。大胆な中にも清楚さが感じられるこの仕立ては、現代でも衿や袖などに用いられ、女性にこよなく愛されています。翌年の1952年に現在のジバンシイを創立。そして今もなお引き継がれているジバンシイの「根本」を作り上げた“大切な出逢い”がユベールに訪れます。それは1953年「ローマの休日」でアカデミー主演女優賞を獲得したオードリー・ヘップバーン、その人です。ユベールは翌年の1954年に放映された「麗しのサブリナ」の衣装を担当。ジバンシイのオートクチュールの世界を確立していきます。この出逢いから公私共に互いを認め合ってきたユベールとオードリー。その自由奔放で屈託のないオードリーの内面からにじみ出る“完全なる美”は、ジバンシイのエレガンス魂をくすぐる最強の女性像となったのです。
オートクチュールに始まり、現在のジバンシイはレディース&メンズウエア、香水、スキンケア、メイクアップアイテムなどもあります。ユベールが1995年に引退後、ジョン・ガリアーノやアレキサンダー・マックイーンがオートクチュールやプレタポルテを担当し、新たなジバンシイのスタイルを築きました。現在はレディース・ウエアにリカルド・ティッシ、メンズ・ウエアにオズワルド・ボーテングが就任しています。