.「デザイナーズブランド」と「キャラクターズブランド」
"デザイナーズ・ブランド"は、デザイナーの個性を前面に打ち出したブランドのことです。
"キャラクターズ・ブランド"は、あるデザイナーの生前有していた名声のもと、有能なデザイナーを 中心に、コンセプトに基づいて服作りを進めるブランドのことです。
デザイナーズ・ブランド
デザイナーがブランドのイメージづくりから商品の企画、制作(多くの場合、春夏と秋冬2回のコレクション)または服の生産まで、主導的な立場で関わるもの。 デザイナー自身が会社の経営者または経営権を持つことも多いが、クリスチャン・ディオールやグッチのようにそれに当らない場合もあります。
代表的なものは、ジョルジオ・アルマーニ、ドルチェ・アンド・ガバーナなど。 コムデギャルソン、コムデギャルソンオムプリュスは日本におけるオーナー=デザイナーのひとつの典型的な例です。他に、高橋盾のアンダーカバー、アンダーカバリズムなど。
キャラクターズブランド
企業の経営戦略として、企業経営者がイメージづくりから商品製作まで主導的立場を取っているもの。特定のイメージ(=キャラクター)を消費者に打ち出すことが企業戦略の核となります。基本的に日本の業界用語であるため、あまり海外ブランドがこう呼ばれることはありません。
日本での代表的なキャラクターブランドにピンクハウスなどがあります。 海外においては、DIESEL(ディーゼル)などのカジュアルブランドを近似したものとして挙げることができます。 またクリスチャン・ディオールなどのライセンスを日本で展開する場合なども、一種のキャラクター展開と考えられます。
ただ、この分類も相対的なものなので注意をしたほうがいいです。クリスチャン・ディオールを例に出すと、クリスチャン・ディオールの生前は、このブランドも"デザイナーズ・ブランド"でした。
また、ジョルジオ・アルマーニを例にとれば、ジョルジオ・アルマーニが亡くなっあと、他のデザイナーが就任すれば、"キャラクターズ・ブランド"になっていきます。
"キャラクターズ・ブランド"も、もとは"デザイナーズ・ブランド"で、他方、デザイナーが亡くなったあともブランドが存在し続けたりするのは、こういったことがあるからです。
また、あるブランドの普及版を"キャラクターズ・ブランド"と呼んだり、"ブルマリン"や"ディースクエアード"等のようにデザイナー名とブランド名が異なるものを"デザイナーズ・ブランド"と呼ぶこともありますので、定義自体が曖昧なこともあります。